2008/07/18

黒田博樹 自己最短の2回6失点で降板

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手は18日、後半戦初戦となる敵地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発。ところが初回に4点を先制されるなど6点を失い、自己最短の2回で降板となった。ただしドジャースがじりじりと追い上げ、延長11回の末に8-7で逆転勝ちしたため、黒星はつかなかった。ドジャースは首位攻防3連戦の初戦を制し、Dバックスと並ぶナ・リーグ西地区の首位タイに浮上。

黒田の乱調で序盤からリードを許したドジャースだが、ノーマー・ガルシアパーラ遊撃手の2打席連続アーチと、マット・ケンプ右翼手の10号ソロで7回までに7-7の同点に追いつく。さらに11回にはジェームス・ローニー一塁手が8号ソロを放って勝ち越し。その裏を故障離脱した斎藤隆投手に代わる抑え役ジョナサン・ブロックストン投手がきっちりと抑え、今季初セーブをマークした。

黒田は初回に3点の援護をもらったが、その裏に1死走者なしから2番コナー・ジャクソン左翼手以下に5連打を浴びるなど、一気に4点を失って逆転を許す。さらに2回にも連打で1死一、三塁のピンチを背負い、自らのワイルドピッチとチャド・トレーシー一塁手のタイムリー二塁打で2点を追加され、結局この回限りで降板。2イニングを8安打、1四球、1奪三振、6失点(自責点は5)