2008/04/30

松坂大輔 7回無失点!

レッドソックスの松坂大輔が30日、本拠地フェンウェイ・パークでブルージェイズとの3連戦第2戦に今季6度目の先発登板、7回を2安打無失点と好投したが勝ち星は付かなかった。岡島秀樹は3番手で登板、1回を投げて1安打無失点。レッドソックスが連日のサヨナラ勝利で2-1と接戦を制した。

レッドソックスの松坂、ブルージェイズのマゴワンの両先発投手の好投で、息詰まる投手戦となった。均衡が破れたのは7回、レッドソックスの主砲オルティーズがライトスタンドへ今季5号ソロ本塁打をたたき込み、1点を先取。8回に同点に追い付かれたレッドソックスだったが、9回2死一、二塁からバリテックのセンター前タイムリーヒットで試合を決めた。

松坂は伸びのあるストレート、切れのあるスライダーを武器にテンポいいピッチングでブルージェイズ打線を封じ込めた。得点圏に2度走者を進めたが、落ち着いたピッチングで1度も三塁を踏ませなかった。今季最も長い7回を投げ抜くと、味方打線に1点の援護をもらい、勝利投手の権利を得て降板。しかし、代わったデルカーメンが1失点で同点に追い付かれ、松坂の5勝目は消えた。投球内容は7回、被安打2、奪三振4、与四球2、球数111、防御率は2.52。

2008/04/29

井川慶 3敗目・・・

ヤンキース傘下3Aスクラントンの井川慶投手は28日、バファロー戦に先発登板し、5回を投げて本塁打を含む7安打4失点と打ち込まれ、3敗目

Buffalo Bottom 1st
Josh Barfield walks.
Danny Sandoval out on a sacrifice bunt to first baseman Juan Miranda. Josh Barfield to 2nd.
Ben Francisco strikes out swinging.
Ryan Mulhern flies out to left fielder Jason Lane.

Buffalo Bottom 2nd
Aaron Herr strikes out swinging.
Jason Cooper doubles (7) on a line drive to left fielder Jason Lane.
Andy Gonzalez walks.
Jason Tyner grounds into a force out, first baseman Juan Miranda to shortstop Nick Green. Jason Cooper to 3rd. Andy Gonzalez out at 2nd. Jason Tyner to 1st.
Wyatt Toregas flies out to center fielder Brett Gardner.

Buffalo Bottom 3rd
Josh Barfield flies out to right fielder Gregory Porter.
Danny Sandoval singles on a line drive to right fielder Gregory Porter.
Ben Francisco homers (1) on a fly ball to left field. Danny Sandoval scores.
Ryan Mulhern grounds out, shortstop Nick Green to first baseman Juan Miranda.
Aaron Herr flies out to right fielder Gregory Porter.

Buffalo Bottom 4th
Jason Cooper singles on a line drive to right fielder Gregory Porter.
Andy Gonzalez grounds out, second baseman Bernie Castro to first baseman Juan Miranda. Jason Cooper to 2nd.
Jason Tyner doubles (3) on a line drive to right fielder Gregory Porter. Jason Cooper scores.
Wyatt Toregas doubles (3) on a ground ball to left fielder Jason Lane. Jason Tyner scores.
Josh Barfield flies out to center fielder Brett Gardner.
Danny Sandoval grounds out, second baseman Bernie Castro to first baseman Juan Miranda.

Buffalo Bottom 5th
Ben Francisco singles on a ground ball to left fielder Jason Lane.
Ryan Mulhern grounds into double play, third baseman Cody Ransom to second baseman Bernie Castro to first baseman Juan Miranda. Ben Francisco out at 2nd.
Aaron Herr strikes out swinging.
Buffalo Bottom 6th
Pitcher Change: Steven Jackson replaces Kei Igawa.

2008/04/25

黒田博樹 5失点・・・

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手は25日、地元でのコロラド・ロッキーズ戦に先発。6回までにメジャー移籍後では最多の5点を失い、勝ち投手の権利を持って降板したものの、9回に斎藤隆投手が同点に追いつかれたため、2勝目はまたもならなかった。

2回にブラッド・ホープ右翼手の適時打で1点を先制された黒田は、味方打線が同点としてくれた直後の3回にも2死走者なしから四球を挟んで3連続長短打を浴びて3失点。さらに6-4で迎えた4回にも1点をかえされるなど、ピリッとしない投球が続き、この日は6イニングを9安打、2四球、2奪三振、5失点という内容

ドジャースは1-4の3回に、3連打と連続暴投でまず2点をかえすと、さらにフアン・ピエール左翼手のタイムリーなどで6-4と逆転。1点差とされた4回にはアンドレ・エシアー右翼手のタイムリーツーベースで貴重な1点を追加する。しかし黒田降板後の7回に再び1点差に追い上げられると、9回には守りのミスで同点に。そのまま試合は延長戦となったが、ドジャースは13回裏に1死満塁からマーティンがライトへ犠牲フライを打ち上げ、4時間半を超える死闘に終止符を打った。

2008/04/20

黒田、2敗目・・・

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手は20日、敵地でのアトランタ・ブレーブス戦に先発登板。6回を投げて7安打、4四球、4奪三振、2失点で2敗目(1勝)を喫した。ドジャースは1-6で敗戦。

今月4日のメジャー初登板で初勝利を飾って以来、ここ2試合で白星のない黒田。この日は、3回にフォアボールとヒットで2死一、二塁のピンチを招き、4番マーク・テシェイラ一塁手のレフト前ヒットで先制を許す。そして同点となったあとの5回、先頭打者ケリー・ジョンソン二塁手に一発を打たれ勝ち越し点を献上。続く6回には二死満塁の場面を迎えたが、ここは味方の攻守もあり無失点で切り抜け、この回でマウンドを降りた。

2008/04/18

松坂、今季4勝目・・・

レッドソックスの松坂大輔が18日、本拠地フェンウェイ・パークでレンジャーズとの4連戦初戦に今季5度目の先発登板、6回途中3失点でアメリカンリーグ首位の今季4勝目を挙げた。松坂はいまだ負けなしの4連勝。岡島秀樹の登板機会はなかった。レッドソックスが11-3で大勝し、2連勝を収めた。

1点を先行されたレッドソックスが3回、2死満塁からオルティーズの左中間外野フェンス“グリーンモンスター”越えの一発で一気に逆転に成功。さらに、4回にはペドロイアの今季1号2ランを含む4長短打などで一挙5点を奪った。終盤8回にもオルティーズのタイムリーヒットなどでダメ押しの2点を追加。大量リードで一方的に試合を支配したレッドソックスは、先発の松坂からロペス、アーズマ、ティムリンの投手リレーでレンジャーズ打線に反撃のすきを与えなかった。

松坂はコントロールが定まらず苦しみながらも、変化球主体のピッチングで味方打線にもらったリードを堅持。3者凡退に抑えたイニングは2度。一方で、許した5安打は本塁打を含むいずれも長打だった。得点を許したのは3回のハミルトンによる犠牲フライの1点、6回のブレイロックに浴びた2ランの2点。投球内容は5回1/3、被安打5、被本塁打1、奪三振4、与四球2、球数101、防御率は3.14。

ヤンキースの井川が3AのSWB(Scranton/Wilkes-Barre Yankees)で2勝目・・・(2勝2敗ERA2.49)

2008/04/14

黒田が本拠地デビュー戦で好投も・・・

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手は14日、地元でピッツバーグ・パイレーツと対戦。初めてとなる本拠地ドジャー・スタジアムのマウンドで6回を3失点に抑え、打撃ではメジャー初ヒットとなるタイムリー二塁打で1打点をマークした。しかし9回からマウンドに上がった斎藤隆投手が逆転3ランを浴びて黒田の白星が消滅、ドジャースは4-6で接戦を落とした。

ドジャースは1点を追う6回にジェームス・ローニー一塁手の適時打で追いつくと、さらに2死二塁から新人ブレーク・デウィット三塁手がライトへ勝ち越しタイムリー。7回以降は小刻みな継投でパイレーツ打線を封じ込めたが、最後に斎藤が崩れた。

黒田は2回、2死一塁からホセ・ボーティスタ三塁手に先制2ランを被弾。しかしその後は走者を出しつつも追加点は許さず、逆に1点を追う5回には1死三塁から三塁線を破る同点タイムリーツーベースを放つ。その直後の6回にハビエル・ネイディ右翼手の適時二塁打で再び1点を勝ち越されたものの、味方がその裏に逆転。黒田はこの回に代打を送られてベンチに退いたが、6回を7安打、無四球、2奪三振、3失点。

2008/04/13

松坂、5回4失点も3勝目!

松坂、松井秀との対決は1安打2四球――米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔が13日、本拠地フェンウェイ・パークで松井秀喜の所属するヤンキースとの3連戦最終戦に先発登板、5回4失点も今季3勝目を挙げた。

試合は両チームの先発投手が立ち上がりに苦しみ、打撃戦の様相を呈した。レッドソックスはヒューズの制球難を攻め、ラミレスのタイムリーヒットなどで初回に3点を先制。さらに3回には四球から3連打で2点を追加し、早くもヒューズをマウンドから引きずり降ろした。序盤だけで7得点を挙げたレッドソックスは、じりじりと追い上げるヤンキースを5投手のリレーで逃げ切った。

松坂は制球が定まらず、毎回の与四球で走者を背負う。3回にデーモンへの四球と盗塁で2死二塁のピンチを招くと、得意としているアブレイユにはレフトフェンス直撃の二塁打を許し、1失点。続く4回、先頭打者の松井にセンター二塁打を打たれるなど3長短打と犠牲フライで3点を失った。5回にも2死から松井に2つ目の四球を与えた後、ポサダのレフト前ヒットで得点圏に走者を置く苦しいピッチングが続いたが、何とかしのいでリードを守った。投球内容は5回、被安打5、奪三振2、与四球6、球数116。

2008/04/09

黒田がメジャー初黒星

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手が9日、昨季のナ・リーグ西地区王者アリゾナ・ダイヤモンドバックスと敵地で対戦。1点リードの6回に逆転タイムリーを浴びるなど計4点を失って降板し、2戦目でメジャー初黒星(1勝1敗)を喫した。

ドジャースは1点を追う中盤にアンドレ・エシアー右翼手の犠飛、ジェームス・ローニー一塁手の1号ソロなど若手の活躍で逆転したが、黒田が踏ん張りきれず。7回以降はDバックスの継投に反撃を封じられた。

3回まで二塁を踏ませない安定したピッチングを見せていたが、1点リードの4回に味方のエラーも絡んで無死満塁のピンチを背負うと、ジャスティン・アップトン右翼手の適時打などで1-2と逆転を許す。その後、打線が3-2と再びリードを奪ったものの、黒田は6回に2死満塁からエリク・バーンズ左翼手に逆転の2点タイムリーを浴び、5回2/3を投げて9安打、3四死球(1敬遠含む)、4奪三振、4失点(自責点は2)。

2008/04/08

松坂、本拠地開幕戦で今季2勝目!

松坂、レッドソックスを連敗脱出へ導く――米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔が8日、フェンウェイ・パークで行われた本拠地開幕戦に先発登板し、タイガース打線相手に7回途中無失点で今季2勝目を挙げた。岡島秀樹は3番手で登板、1回を投げて無安打無失点。レッドソックスが5-0で完勝。

試合はレッドソックスが2回、クリスプの犠牲フライで1点を先取。3回、4回にも1点ずつ加えると、6回にはユーキリスのタイムリー二塁打などで2点を追加した。投げては先発の松坂がタイガース打線にホームを踏ませず無失点に抑えると、デルカーメン、岡島と完封リレーで締めた。一方のタイガースは開幕から勝ち星なしの7連敗を喫した。

松坂は序盤、1安打無失点と上々の立ち上がりを見せた。4回、先頭打者にこの日初めての四球を与えるも、後続を併殺打に切って取るなど落ち着いたピッチング。5回にも先頭打者を四球で歩かせたが、無失点で切り抜けた。続く6回は2者連続ヒットと四球で2死満塁と最大のピンチを招くも、ギーエンをスライダーでセンターライナーに打ち取って3者残塁。7回途中、2死から四球を与えたところで降板した。投球内容は6回2/3、被安打4、奪三振7、与四球4、球数109。 

岡島は5点リードの9回に登板。3人を空振り三振、センターフライ、空振り三振と切って取った。投球内容は1回、被安打0、与四球0。

2008/04/04

黒田、メジャー初登板で初勝利!

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手が4日、敵地でのサンディエゴ・パドレス戦でメジャー初先発。井口資仁二塁手から三振を奪うなど、7回まで3安打1失点の好投を披露。勝利投手の権利を得て降板した。ドジャースは7-1で勝利。黒田は、メジャー初登板で初勝利を挙げた。

ドジャースは1-1の7回、1死から3連続四球で満塁のチャンスを演出。すると、2番ラッセル・マーティン捕手が勝ち越しの2点タイムリーをマーク。さらに続くジェームズ・ローニー一塁手が犠牲フライを放つなど、この回打者10人を送る猛攻で、一挙6点を奪い試合を決めた。

メジャー初マウンドを敵地ペトコ・パークで踏んだ黒田。初回に先頭打者をサードゴロに打ち取ると、早くも井口との日本人対決が実現し、カウント2-1から記念すべきメジャー初三振を奪った。その後も安定した投球を続ける黒田は5回まで二塁も踏ませず。6回2死からブライアン・ジャイルズ右翼手に同点ソロアーチを浴びたが、直後の7回に味方打線が一挙6点を勝ち越し。結局7イニング、77球を投げて3安打、無四球、4奪三振、1失点。

2008/04/01

松坂、今季初勝利!

松坂、圧巻ピッチングで今季初勝利!――米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔が1日、敵地マカフィー・コロシアムでのアスレチックス戦に今季2度目の先発登板、7回途中1失点と好投し今季1勝目を挙げた。岡島秀樹は松坂の後を継いで登板し、1回を投げて1安打無失点に抑えた。

試合は1点を争う投手戦となった。2回にカストのソロ本塁打で先制されたレッドソックスは、相手投手ブラントンの攻略に苦戦。しかし、5回2死一、二塁からエルスブリーのライト前タイムリーヒットで同点に追い付く。続く6回、ユーキリスの三塁打でチャンスをつくると、松坂の“女房役”バリテックの二塁打で勝ち越しに成功。レッドソックスが1点差の接戦を制し、松坂に今季初白星が付いた。

松坂は2回、4番カストに先制の一発を浴びるも、これで崩れることはなかった。伸びのあるストレートを主体に、コントロール抜群のスライダーとカットボールで“奪三振&無四球ショー”を披露。2回を除く6回まで毎回の奪三振で貫禄を見せた。7回途中、2者を打ち取り2死走者なしの場面で降板。投球内容は6回2/3、被安打2、奪三振9、与四死球0、球数96。 

岡島は7回2死走者なしから2番手として登板。いきなり四球を出すも、後続をきっちり抑えた。8回もマウンドに上がり、1安打を許して2死一塁となったところで降板。投球内容は1回、被安打1、与四球1。