2008/08/10

黒田博樹 8回1失点・・・

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手は9日、敵地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発。8回を1失点に抑え、打っても先制タイムリーの活躍を見せたが、打線の援護に恵まれず白星はつかなかった。ドジャースは延長10回表に1点を勝ち越したが、その裏に逆転を許し、2-3でサヨナラ負けを喫した。

黒田は2回、2死満塁のチャンスで打席に入ると、ジャイアンツ先発のケビン・コレイア投手からライト前へクリーンヒットを放ち、自らチームに1点をもたらす。投げては3回に2死一、二塁のピンチを切り抜けるなど粘りの投球を見せ、5回には1死三塁からオマー・ビスケル遊撃手にセンターへのフライを打たれたが、マット・ケンプ中堅手が好返球で三塁走者をタッチアウトにする好プレーが飛び出すなど、バックも黒田を盛り立てた。 しかし6回、黒田は1死一、三塁からフレッド・ルイス左翼手に犠飛を打たれて同点に。さらに8回には1死満塁のピンチを背負ったが、ここは後続をセンターフライと空振り三振に仕留めて切り抜けた。この日は8回を8安打、2四球、4奪三振、1失点という好内容だった。 

ドジャースは1-1の10回に、ジェフ・ケント二塁手のソロアーチで1点をリード。しかしその裏、故障離脱中の斎藤隆投手に代わってクローザーを務めるジョナサン・ブロックストン投手がつかまり、無死一、三塁から野選で同点としてしまうと、最後は1死満塁からアーロン・ローワンド中堅手にライトへのサヨナラ打を許した。