2008/05/21

黒田博樹 デビュー戦以来の白星となる2勝目

ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手が21日、地元で行われたシンシナティ・レッズ戦で今季10度目の先発登板。8回を5安打、2四球、3奪三振、2失点と好投し、9回のマウンドを斎藤隆投手に託した。斎藤が最終回を締めてドジャースが5-2で勝ったため、黒田は4月4日のデビュー戦以来の白星となる2勝目(3敗)を手にした。

ドジャースは、レッズ期待の星ジョニー・クエト投手が暴投やけん制悪送球などで自滅したこともあり、5回までに4点を奪う。7回にはジェームズ・ローニー一塁手にソロ本塁打が飛び出し、黒田を援護した。ドジャースは3連勝。

黒田は、通算597本塁打のケン・グリフィー右翼手、俊足強打のブランドン・フィリップス二塁手、大砲アダム・ダン左翼手を擁するレッズ打線を相手に打たせて取るピッチングを展開。2回にダンの二塁打を足がかりに先制点を取られ、味方が勝ち越した直後の4回にはフィリップスの二塁打をきっかけに同点とされたが、ドジャースが再度リードした後の5回以降は安定したピッチングを見せ、今季最長の8イニングを投げきった。