2008/05/22

松坂大輔 8連勝

レッドソックスの松坂大輔が22日、本拠地フェンウェイ・パークでロイヤルズとの4連戦最終戦に今季10度目の先発登板、6回途中3失点の内容で1999年当時ヤンキースの伊良部秀輝が達成した日本人最多の8連勝に並んだ。

1点を先制されたレッドソックスだったが、打線が大爆発。2回にドリューのレフトフェンス、通称“グリーンモンスター”超えの満塁弾で鮮やかに逆転すると、6回にはローウェルにも満塁アーチが飛び出した。中盤までに11得点を奪ったレッドソックスは、いまいちピリッとしない投手陣を強力打線でカバー。結局、レッドソックスが14安打11得点、ロイヤルズは13安打8得点の乱打戦となり、レッドソックスが打ち勝った。

松坂は立ち上がりから制球に苦しんだ。初回、四球とワイルドピッチで得点圏に走者を進めると、4番ギーエンに真ん中高めのストレートをライト前へはじき返され、先制点を許した。2回、3回も四球などで得点圏に走者を背負うピンチ。状態の悪さが目立つ一方で、何とか後続を打ち取り4回までは最少失点に抑えた。しかし、5回に先頭打者を四球とワイルドピッチで二塁を踏ませると、ギーエンにスライダーを打ち返されてタイムリー二塁打。さらに6番オリボには初球のカットボールをレフト線へ運ばれ、タイムリー二塁打を浴びて3点目を失った。6回も続投したが、先頭打者にヒットと盗塁を許した後に2死を奪い、今季最多の球数118球に達したところで降板。投球内容は5回2/3、被安打6、奪三振7、与四球6。今季の防御率は2.40